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[スタイリスト 上村若菜]
コスパアイテムで賢くオシャレをするための心得とは?

2017/6/30

ファッション雑誌や広告などを手がけながら、ブランドとコラボレーションをして商品をプロデュースするなど、多岐にわたって活躍しているスタイリストの上村若菜さん。
SNSでも、シンプルな中に女性らしさがのぞく私服スナップを披露しており、幅広い世代の女性たちから注目を集めています。 そんな上村さんは、日頃どのように自身に「似合う」アイテムを見つけ、着こなしているのか。賢いコスパアイテムの取り入れ方と合わせて、お話を伺ってみました。

OL経験を経て、
ファッションスタイリストへ

――上村さんはどんな経緯でスタイリストになられたのですか?

上村若菜(以下、上村):実はスタイリストになる前、とあるメーカーでOLをしていたんです。そこで2年ほど働いていたのですが、先々を考えたときにもっと好きなことを仕事にしたいと思うようになり、スタイリストを目指し始めたのが20代前半の頃。アシスタント経験を経てスタイリストとしてデビューしたのが20代中頃ですね。
会社員をしていた当時は、コンサバティブな着こなしが好きで、スカートにヒールを合わせるような服装が多かったです。でもスタイリストになってからは、一日中動き回らなきゃいけないし、汗もかくのでTシャツにデニム、足元はスニーカーというスタイルが増えてきて。アシスタント時代に、今のカジュアルベースなスタイルが確立されたと思います。

コスパアイテムでも
妥協せず吟味して取り入れる

――上村さんの私服スナップを見ていると、上質なアイテムの中にうまくコスパアイテムを取り入れていますが、そのバランスはどうやって考えているのですか?

上村:気をつけているのは全身、上から下までコスパアイテムだけにならないことですね。上下がコスパアイテムの場合は、アクセサリーやバッグ、シューズでちょっといいものをプラスしてあげること。それだけでも、見る人のイメージは変わってくると思います。でもそれくらいで、あとは自分が気に入っているアイテムを合わせているだけです。あとは細やかなことですが、スッピンで出かけない(笑)。コスパアイテムを着て、ヘアスタイルやメイクもおざなりになってしまうとだらしなく見えてしまいそうなので、フルメイクではなくても簡単なメイクをするように意識しています。

――では、コスパアイテムを選ぶとき、失敗しないコツはありますか?

上村:そうですね、コスパアイテムもブランドのお洋服も同じ目線で見て、選ぶようにしています。今は安くていいものもたくさん見つけることができるので、「安いから仕方ない」と妥協することもないです。
選ぶポイントはいくつかあって、安っぽく見える素材は買わないこと。天然素材のコットンやリネン、カシミアなどをコスパアイテムから探すのはおすすめです。また、機能性や動きやすさもちゃんと試着して確かめます。「ワンシーズンだけでいいや」と思わず、ちゃんとケアして長く使い続けることを前提に探しています。あとは金額に関わらず全部のアイテムを試着します。自分の体型にフィットするかどうかは、そのあとも使い続けるか否かに大きく関わってきますから。

――コスパアイテムのいいところとはどこですか?

上村:私自身、首が長かったり腰がなかったり、華奢だったりと、体型に合う服を探すのに苦労するんですけど、大量生産されているコスパアイテムはサイズ展開が豊富なので合うサイズが見つかるところ。あとは1枚着てみてよかったら何着もリピートできるし、色展開も多いので、色違いで買い揃えることもできます。今は子どもがいるので、多めに買えれば子どもと一緒に遊ぶときも気兼ねなく着られる。家で洗えるアイテムが多いのもありがたいです。

「コスパアイテムはベーシックなものを選ぶ」という上村さん。右のワイドパンツ2本、中央のTシャツ2枚はユニクロのもの。
「フレームがアクセントになったサングラスと、バンダナをアレンジしたバッグはトレンド要素としてプラスしています」

似合うとは「自分を知り、
コンプレックスを活かす。」こと

――コスパアイテムからブランド物まで、幅広くたくさんのアイテムに触れて選ばれているかと思いますが、上村さんがご自身に「似合う」着こなしをするために気をつけていることはありますか?

上村:まずは自分のことを知ることですね。顔立ちや体型のコンプレックスを理解したうえで、ファッションでカバーして活かす。それが個性であり、魅力になると考えています。ときどき、凄くシンプルなのに、なんとも素敵だなって感じる人がいるんですけど、そういう方もやっぱり自分を知ったうえで、似合うものを選んでいたりするように思います。

――上村さんは、Instagramで私服スナップをアップされていらっしゃいますが、その際に気を付けていることはありますか?

上村:SNSを始めたてのころは、フォロワーも身内だけだったから、人目を気にしないで好きなものをアップしていましたが、最近は変わってきました。買ったものをアップするにも、ちゃんと使って本当にいいものかどうか、自信を持って提案できるものだけにしています。 スタイリングでは等身大であること、自分らしさを大事にしています。SNS上では、トレンド感が注目され求められていると思うんですが、それに引っ張られないように自分らしさを確立することで「自分らしいオシャレをするべきなんだ」と間接的に伝えたいと思います。私の着こなしは、仕事で作るスタイリングとはちょっと違いますけど、「ファッションは自分らしくていいんだ」って、見た人に思ってもらえたら嬉しいです。

――アイテムの選び方や、自分に「似合う」着こなしの見つけ方に対する具体的なお話、ありがとうございました。

【 上村さんの
マストハブアイテム 】

(お茶)お子さんを妊娠したときから飲み始めているというルイボスティーは、気分に合わせてフレーバーを変えているそう。
(ヘアゴム)コーディネートを組んだり、リースのためプレスルームをはしごしたりするときは、ヘアゴムで髪をざっくりまとめて仕事モードに。
(イソップの保湿スプレー)仕事中にリフレッシュしたいときは“香り”で気分転換を。保湿スプレーをひとふりしたり、ロールオンタイプを使ったりすることも。
(本)憧れだと語るフランス人女性のスタイリング例が多数掲載されている本。コーディネートに煮詰まったときは、本を見てちょっとしたヒントを探すこともあるそう。

PROFILE

上村若菜 | Wakana Kamimura
スタイリスト

ファッション雑誌「LEE」、「BAILA」などで活躍中。シンプルな中に女性らしさを効かせたスタイリングで同世代の女性を中心に圧倒的支持を集める。リアルで実践的な私服スナップも好評。
Instagram:@wakame_kami