LaLaport/LAZONA
  • HOME
  • SKILL
  • “似合う”を知るファッション理論、「骨格スタイル分析」とは?
SKILL

“似合う”を知るファッション理論、「骨格スタイル分析」とは?

2017/6/30

最近、ファッション誌などでよくクローズアップされている「骨格スタイル分析(骨格診断)」をご存じですか? “骨格”に着目して似合うファッションを見つけるという、新しいファッションの考え方です。その理論を世の中に広める活動をしている、骨格スタイル協会代表理事の師岡朋子さんに、いま話題の骨格スタイル分析についてお聞きしました。

100人100通りの“似合う”を分析

「骨格スタイル分析」は、自分が一番輝く方法を知るためのファッション理論。“理論”というと難しい印象を持たれるかもしれませんが、ポイントさえ押さえればすぐに実践していただける、とても実用的なスタイルアップ術です。

骨格スタイル分析のベースとなっているのは骨格診断ですが、1980年代後半にアメリカからざっくりとしたイメージ別スタイリングの情報が渡ってきていました。一人ひとりの顔が異なるように、生まれ持った骨格構造は一人ひとり違い、それにともなって似合うファッションも異なります。単に“太っている”“痩せている”といったことではなく、筋肉・脂肪・関節の発達のしやすさ、体の立体感や重心バランスなどを総合的に判断して似合う素材や形やスタイリングを導き出します。

骨格スタイルのタイプは大きく3タイプ。筋肉がつきやすく体つきにメリハリのある「ストレート」タイプ、骨が細く華奢な体型の「ウェーブ」タイプ、骨格がしっかりしていて手足の長い「ナチュラル」タイプの3つです。

この3つの分類はとても有効なのですが、実際にスタイリングするとなると、一人ひとりの骨格構造の微妙な違いや好みにもっと寄り添う必要があります。そこで、体型研究の権威である文化服装学院 文化・服装形態機能研究所にご協力いただき、3次元計測機を用いた緻密な調査を実施。従来の骨格診断をさらに掘り下げ、100人100通りの“似合う”を提唱しています。

骨格診断をベースに、より緻密な独自理論「骨格スタイル分析」を確立した師岡さん。

「骨格スタイル分析」で、
自分自身もおしゃれを楽しめるように。

私はもともと上場企業で広報を担当していまして、企業や経営者のブランディングというものに強い関心がありました。“イメージとは何か”をより深く学ぶためにイメージコンサルタント養成講座を受講し、ファッション、カラー、立ち振る舞い、マナーなどさまざまな角度からイメージ形成について学んだのですが、それがとても面白くて。見た目で人の印象をこんなにも変えられるということに驚き、夢中になりました。

そこからカラーファッションの講師を担当させていただくようになり、その中で気づいたのが、色だけでは本当に似合う服は選べないということ。素材や形などまで考慮して初めて、着痩せしたりスタイルをよく見せたりすることができる、とわかったのです。3タイプに分類しても、実際のところは一人ひとりの体に個性があり似合う服も異なりますが、当時はそのことを理論的に学べるところがまだありませんでした。そこで、学んだ骨格診断の考え方を活用し、文化・服装形態機能研究所のご協力も得ながら、自分なりのファッション理論を確立していきました。

私自身、以前は似合う服を見つけられずに悩んでいたひとりですが、自分がウェーブタイプと知ってからはしっくりくる着こなしができるようになり、周りから褒められることも増えました。それまで嫌いだった自分の体の体型コンプレックスも気にならなくなりましたし、おしゃれをより楽しめるようになったと感じます。体の個性と相性の良い服を身に着けることでコンプレックスさえ魅力として輝けること、似合う服で毎日の生活はもっと楽しく豊になること、そんな体験をより多くの方にしていただくことが、私の使命だと思っています。

ワンピースの柄ひとつとっても、3タイプごとに似合うものは異なる。鏡の前で合わせてみると印象の違いに驚くこと必至!

資格認定講座をはじめ、
商品企画アドバイスや企業研修も。

骨格スタイル協会では、骨格スタイル分析の考え方を世の中へ広めるために、骨格スタイルアドバイザーの認定講座を実施しています。3級はご自身の似合うファッションを学びたいという個人の方、2級以上はスタイリストや販売職などプロの方に多く取得いただいています。おかげさまで認知度も徐々に高まっていまして、2017年までに受講者3000名、資格取得者1600名となりました。最近では、雑誌やテレビなどでも骨格スタイル分析を取り上げていただくことが増え、みなさまにも気軽に試していただけるようになっており嬉しく感じています。

現在は、百貨店オリジナルブランドの商品企画アドバイスや、アパレル企業様の社員研修なども担当させていただいています。また、今後は男性向けアドバイスをはじめ骨格別ヘアスタイル講座や、オーダーメイドワンピースの企画なども実施していきたいですね。骨格スタイル分析は幅広い分野に展開できる理論ですので、さまざまなアプローチで“似合う”を知る楽しさを広めていけたらと思っています。

師岡さんの著書『少ない服でも素敵に見える人の秘密(講談社)』。3次元計測による縮尺トルソーは、左からストレート・ウェーブ・ナチュラルタイプ。

PROFILE

師岡朋子 | Tomoko Morooka
骨格スタイル協会 代表理事

一般社団法人 骨格スタイル協会 代表理事。表参道スタイリングラボ代表。一般社団法人 日本スカーフコーディネーター協会 代表理事。より多くの人がファッションを楽しめる社会の実現を目指し「骨格スタイル協会」を設立。表参道の協会本部教室をはじめ、全国各地やアメリカ・ニューヨーク、韓国、タイでも講座やセミナーを開催するほか、企業研修や各種イベントでの講師や商品企画なども務める。講座は全国各地や海外からも多くの受講生が集まり、大盛況となっている。
http://www.kokkaku.jp/