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SPECIAL

デニムをもっとおしゃれに穿こう!
デニムケアマニュアル完全版

2017/10/2

お店に行けば、年中いろんな素材のボトムスが並んでいますが、永遠の定番といえばやっぱりデニム。デニムをおしゃれに穿きこなせる女性は、こなれていてカッコイイものです。そこで、『YANUK(ヤヌーク)』『Moname(モナーム)』などの人気デニムブランドを持つアパレルメーカー、カイタックインターナショナルのデザイナーのお二人に、デニムをより楽しくおしゃれに穿くためのお手入れ方法についてお聞きしてきました。

デニムをもっとおしゃれに穿こう! デニムケアマニュアル完全版

メンズのチーフデザイナーである嶋田真弘さん。デニムデザイナー歴は前職と合わせて15年近くというベテラン。

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「『デニムを洗ってはいけない』という話をよく聞きますが、それはヴィンテージデニム愛好家のタレントさんが話していて世間に広まったもの。確かに年代もののヴィンテージであれば、綿が劣化して脆くなっていて洗わないほうがいいという場合もあります。また、ハッキリとしたヒゲをつけるには洗わないという手もあります。でも、最近のジーンズは色落ちを育てることを前提に作られたものは少なく、最初から穿きこんだような顔に仕上がっているので、その表情を長く楽しんでいただくためにも、色落ちを防ぐ方法でちゃんと洗濯していただいたほうがいいんです。

デニムも穿き続ければ汚れますし、汚れは生地の劣化につながるので、3〜4回に1回くらいは洗濯したほうがいいです。ちなみに、今、ヴィンテージデニムとして売られているものが実際に穿かれていた1940〜70年代前半のアメリカでは、日頃から普通に洗っていたそう(笑)。『デニムを洗わない』というのは、ヴィンテージを愛する現代人が作り出したルールなんですね」(嶋田)

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ウィメンズのチーフデザイナーである須田敦子さん。ジーンズソムリエ、繊維製品品質管理士(TES)の資格も持つ。

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「デニムは強い素材なので、洗濯機で洗って大丈夫。薄い生地のものや、型崩れが心配なときは、ネットに入れると安心です。色がほかの衣類に移る可能性があるので、基本的に単独洗いで。デニム同士でまとめてもかまいません。

洗剤は、ダメージの少ないおしゃれ着用洗剤か、リーズナブルな無添加洗剤がおすすめ。柔軟剤を使うと黄変しやすいので注意してください。高温だと色落ちしやすいため、冷水〜常温水で洗うようにします。

さらに色落ちを極力抑えたいときは、裏返してデニム専用洗剤で洗います。脱水は短めの1分程度にすると、色が抜けにくくなりますよ」(須田)

デニムをもっとおしゃれに穿こう! デニムケアマニュアル完全版
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「デニムは日光に当たると劣化や黄変が進んでしまうので、必ず裏返して日陰で干してください。物干し竿にかける方も多いと思いますが、同じ理由で、おすすめしません。日陰といっても光はあたりますので、半分だけ変色してしまった・・・なんて残念な状態になる可能性もあります。ピンチ付きのハンガーでウエスト部分を留めて、まっすぐ伸ばした状態で干すのがベスト。ボタンは外したままだと乾きやすいです。

スリムジーンズなどの膝抜けしやすいものは、裾を上にして逆さに干すと、シワの軽減や膝抜けの改善が期待できるという裏技もあります。ただし、生地が弱いものや型崩れしやすいものは、普通に干すようにして下さい。」(須田)

デニムをもっとおしゃれに穿こう! デニムケアマニュアル完全版
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「匂いが気になるときは、多少色落ちの可能性はありますが、おしゃれ着用洗剤より洗浄力の強い、普通の洗剤で洗うことをおすすめします。ただ、デニムが白っぽくなる蛍光増白剤や、色落ちしやすくなる漂白剤の入っていないものを選ぶようにしてください。衣類用消臭スプレーは効果が一時的ですので、きちんと洗濯して菌を落とすことが大切です。

汚れが目立つときは、洗剤を溶かした水につけ置きするか、部分洗いをしてから洗濯機で洗います。やむなく漂白剤を使う場合は、塩素系ではなく液体の酸素系を選んでください。

匂いも汚れも、ついたらすぐ洗う。基本的なルールは普通の服と同じです」(嶋田)

デニムをもっとおしゃれに穿こう! デニムケアマニュアル完全版
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「破れても味になるのがデニムの魅力ですが、破れるのが嫌なときは、生地が薄くなってきたな…と思ったらすぐに補強するのが得策。破れそうな部分を、青みのあるグレーの糸でふさぐようにステッチしていきます。このとき、横方向に縫うと変に目立ってしまいますので、生地の織りのたて方向に沿って、幅の狭いジグザグのような形で縫うのがポイント。

穴があいてしまったら、100円ショップで売っているお直し用のパッチや薄い布を用意して、穴の裏にあてて縦方向にステッチ。穴を活かして穿くなら、穴があいた部分の左右にステッチを施すと、穴がこれ以上広がらずに済みます」(須田)

デニムをもっとおしゃれに穿こう! デニムケアマニュアル完全版
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「裾がほつれてきたり、デザインに飽きたりしたら、切りっぱなしデニムにリメイクするのもおすすめ。好きな丈でカットオフして一度洗濯すると、糸がほどよく出てきていい感じになります。

裾の糸をほどくだけでも、切りっぱなしのラフな雰囲気に。デニムの脇縫いは、中にはシングルステッチ(本縫い)のものがありますが、裏が鎖のように見えるチェーンステッチ(環縫い)が主流です。チェーンステッチは、糸を1ヶ所切ると裾以外の部分まで一気にほどけてしまうので要注意。ほどけると困る脇縫い部分を縫って留めるのを忘れないようにしてください。

裾が色落ちしていないデニムの場合は、裾をほどくと見た目が不自然になることも。そんなときは塩素系漂白剤で裾を色落ちさせると自然に仕上がります。これはちょっと上級者テクですが、こだわりたい方はぜひやってみてください」(須田)

デニムをもっとおしゃれに穿こう! デニムケアマニュアル完全版
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「デニムは製造過程で生地に糊がつくのですが、それをあえて落とさない未洗いのものを『リジットデニム』と呼びます。デニムをイチから自分好みに育てることができる、通に人気のデニムです。リジットデニムは糊がついていて硬く、しかも洗うと5〜10%ほど縮むので、穿き心地やサイズ感をコントロールするためにまず一度洗うという方法が。それを『ファーストウォッシュ』と言います。

ただ、通常のデニムは洗いをかけてから出荷しています。一見洗っていないような濃色のデニムでも、最近は本当の意味でのリジットデニムを出しているレディースウェアのブランドは少なく、ワンウォッシュされていることがほとんどです。だから新しく買ったデニムは、未洗いの純粋なリジットデニム以外は洗わずにそのまま穿いて大丈夫。ファーストウォッシュを意識する必要はありません」(嶋田)

デニムをもっとおしゃれに穿こう! デニムケアマニュアル完全版
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カイタックインターナショナルから、トレンドアイテムをデニムで表現したウィメンズブランドが誕生。LAに生まれてパリに移り住んだ旅好きの女の子をモチーフに、型にはまらない表情豊かな女性に向けたファッションを提案。見た目のデザインはもちろん、それ以上に穿いたときの心地やシルエットにこだわり、女性を美しく見せるデニムを多数ラインアップ。

Lalaportの下記ショップで取扱い中!

コラージュ ガリャルダガランテ

出店施設

PROFILE

嶋田 真弘 | Masahiro Shimada
株式会社カイタックインターナショナル メンズチーフデザイナー

完成した瞬間から退化が進む一般的な衣料品に対し、経年とともに魅力を増すデニムという素材に魅了され、国産ジーンズの先駆けメーカーであるビッグジョンに9年在籍。2013年にカイタックインターナショナル入社。現在はメンズのチーフデザイナーを務めるほか、一部ウィメンズも担当。「ジーンズ好き」ではなく「デニム好き」というのがこだわり。

須田 敦子 | Atsuko Suda
株式会社カイタックインターナショナル ウィメンズチーフデザイナー

ジェンダレスな魅力のあるデニムが好きで、2009年にカイタックインターナショナル入社。現在はウィメンズのチーフデザイナーとして活躍中。穿く人を美しく見せるシルエットや無理のないフィット感で、その人らしく穿きこなせるデニムづくりを追求している。ジーンズソムリエ、繊維製品品質管理士(TES)の有資格者で、素材や扱い方の知識も豊富。